それでも次は俺が勝つ / 山口 拓也

それでも次は俺が勝つ / 山口 拓也
ボクシングについて書くのは久しぶりだ。

この前は、大好きな辰吉丈一郎がウィラポンに負けた試合の後だったから、2 0 年前か…。

8 月 3 1 日(金)に、山口拓也というプロボクサーが、試合(ファーストレートPresents A-SIGN BOXING)をする。

戦績 : 1 7 戦 4 勝( 2 KO )1 1 敗 2 分

とうに引退していてもいい戦績だ。

A-SIGN.BOXINGさんのドキュメンタリー動画では、コンビニアルバイトの 3 4 歳でワールド日立ボクシングジム所属のプロボクサーとのこと。


下手くそでボクシングセンスが無いことは誰の目にも明らかだ。

だけど、愚直に、トレーニングしてきた自分が出来ることをやろうとしていることはわかる。

ボクシングが好きで、ひたむきに好きなことに打ち込んでいて、うらやましいと思った。

僕の亡くなった父は脳梗塞で寝たきりになり、喋ることもできなくなった。

そんなときでも、抱きかかえてゆっくりお風呂に入れると、元気な頃と同じ本当に気持ちよさそうな表情をした。

山口さんが語る幸せと似た幸せを僕も感じたことがある。

A-SIGN.BOXINGさんのドキュメンタリー動画で、山口さんが憫然なスターのようになるのは違うと思うけど、バズらないかなあ…。

バズってもらいたいなあ…。

初めて見たとき山口さんへの支援総額は ¥ 1 2 , 0 5 0 で、今時は、こういう昭和の話はダメなのかと思っていたけど、あらためて見たら支援総額が ¥ 3 1 4 , 7 0 0 になっていた。

日本もまだまだ捨てたもんじゃない。

山口さんの勝利の笑顔も見たいけど、通常よりダメージが残るボクシングをしていると思うので、無事に試合が終わってもらいたい。